2012年3月17日(土)15日目
今日はボタンアコのキー位置をご説明します。まず初めにこれはボタンアコと言っても押し引き同音のクロマチックボタンアコ(CBA)についてです。さらにこのCBAには左下に下がっていくイタリーやフランスなどのC-SYSTEMと、ベルギーなどの右下に下がっていくB-SYSTEMがあります。もっというとバルカン地方などは独自のキー配列もあるようです。ですがまあ簡単に言うとCBAにはC-SYSTEMとB-SYSTEMの2種類があります。
ボクのノバちゃんはC-SYSTEMですが、これを作っているHohner社は全てのCBAでCでもBでもどちらでも選べるようになっています。ボクにとってのボタンアコの本場はパリなので迷わずC-SYSTEMを選びましたが、手首や指の曲がり方などを考えるとB-SYSTEMのほうが合ってるような気もしています。機会があればぜひB-SYSTEMも試してみたいところです。
この写真でお分かりのように、一見しただけだとどういう規則性を持っているのかがわかりにくいですが、実はボタンアコのキー配列はとても規則的、合理的にできています。
この写真で言うと斜めの右上から左下方向で半音、左上から右下方向で全音、水平の隣あった左右のキーは短三度という音程差で並んでいます。ピアノ鍵盤が当たり前のように思っていると、この配列はスゴイですね。
ミュゼット独特の歯切れのよい装飾音などはこの配列があってこそのようです。がしかし反対に言うとこの配列がすっかり頭に入って馴染むまでは指位置で悪戦苦闘してしまいます。
でも毎日スケール練習をやっているので少しずつ慣れてきて、12キーのメージャー、マイナーをやるのにあまり時間がかからなくなってきた。でね、慣れてくるとこの規則性ゆえにドレミファを鳴らしながら、ええと今は何のキーをやってるんだっけ?となったりすることに気がついた。こうなるとカポをはめたギターみたいなもんでしょうか。
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