2012年12月25日(火)196日目
いつものようにお稽古を始め、モントーバンになった時。この曲はサビというかTrio部分で音色を変えるのがお約束、ってまあそれはこの曲に限らないのだけど、特にこの曲ではそれが言える。
しかしPiccoloはもともとがMMの二枚リードなので、音色を変えるということはシングルリードで鳴らすハーモニカ状態を意味する。それはいいのだけど、そうやって弾いていたら最高音のD音のところを間違えてE音のキーを押してしまった。ところがそれが鳴らないのだ。押し引きのどちらかだったか忘れたけど、そのどっちかが音に鳴らないで空気の漏れる音だけがする。今まではいつもMMの状態で鳴らしていたので、どっちみち音が痩せる最高音に近いE音のことは気にならなかった。しかしどうもこの音を鳴らしていた時、それも押しか引きのどちらかの時に限ってだけど、じつはMMではなくMオンリーで鳴っていたということのようだ。
なにか目で見て異常が分かるかもしれないと思い、胴体をバラしてリードブロックを覗いてみた。
でも何が悪いのか全然見当がつかない。3列のリードブロックが本体に留めてあって、これを外すともっとよく分かると思ったが、元に戻せる自信が無かったのでそれ以上のバラしはせずに元に戻したが、当たり前だけど音の不調は変わらずだった。
せっかく開けたので年末でもあるし大掃除をしようと細かいホコリを集めてみたが本体内部は意外と綺麗で、唯一、キーボード側の音色切り替えスイッチの下側からわずかなホコリと髪の毛が出てきた。
髪の毛は長いもので15cmくらいあったのでひょっとするとこの楽器の以前の持ち主は女性かもしれないな。まあ男でもロン毛の可能性はありますがね。
てなわけで結局、愛機Piccoloは、最高音に近いE音だけは押し引きのどちらかの時に限りMMではなくM状態で鳴っています。
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